犠牲者の遺書（中国大地震）

先程Yahooニュースを見たらこの記事を発見しました。

犠牲者最後のメモ「お父さん、お母さん。ごめんなさい」


昨日はmixiで生き埋めになった母子のうち、母親が死亡して赤ん坊が生存したというニュースが飛び込んできたばかり。
mixiの方は母親が赤ちゃんに対して携帯電話で「あなたを愛していた」という内容の遺書ともとれる文章を入力して力尽きたという内容。
母は赤ちゃんをかばう形で死亡したようです。

赤ちゃんをかばう為に死亡した母親の遺書に関するニュースはこちらです。

「愛したこと忘れないで」携帯電話に遺書　四川大地震で男児守り死亡の母


そして今回は中学高校が一緒の学校の男子生徒が両親に対して遺書を残して亡くなったというニュースです。

この亡くなった生徒は校舎の下敷きになってしまったのでしょうね。
それで、生存中に遺書を書き残したのでしょう。

今の日本では親が子供を虐待して殺したり、子供が親を殺したりする事が増えている中、この様なニュースは微笑ましさの中に非常に悲しいものを感じる。

親子間の愛情の深さを非常に感じます。

しかし、赤ちゃんに携帯電話遺書を残した母親もこの両親に遺書を書いた男子生徒も"救助がもっと早ければ助かっていたのではないか？"・・・と思うと胸が張り裂けそうな気持ちになります。

mixiのニュースで母親が赤ちゃんに遺書を残した事をmixiの方ではかなり反響がありましたが、中には「中国側の話題作りではないか？」とか「同情を求める為の・・・」って書いた人もそこそこ見受けられましたが、そんな話はどうでも良い事と思います。
せめて人の死を悼む日記を書いて欲しいものです。

他では「赤ちゃんは窒息しないのか」とか、「携帯電話は壊れる筈」って感じの意見も見受けられました。

確かにそう推測は出来ますが、母親が赤ちゃんに覆いかぶさる形になっていたとしても鼻や口が塞がれていなかったら窒息はしないと思います。
それに携帯電話はまともに雨風を食らったら壊れるでしょうけど、場所によっては建物が倒壊したとは言え周りに隙間などがあれば大丈夫なのでは？

それに生存率の統計的なものを挙げた意見も見受けられましたが、個人差と言うものがあるし奇跡も起こりうるし、一概にどうのこうのとは言えないと思います。

それと「瀕死の状態で携帯電話で文字入力が出来るのか？」という疑問もあるようですが、この母親も男子生徒も即死ではないのです。
だから最期の力を振り絞って残された気力で書いたのでしょう。

だから、こういうニュースには疑いの目を向けないで欲しいなぁ・・・って感じますね。

本来なら助かるべき命も失われる。。。
救助が早ければ助かって元気になっていたかもしれないのに、救助がなかなかはかどらず力尽きて犠牲者が増える。。。
それが大地震等の自然災害の恐ろしさですね。